◆飼い犬のしつけを行うドッグトレーナー
ドッグトレーナーとは、家庭犬のしつけや訓練を行うスペシャリストのことで、ペットトレーナー・訓練士とも呼ばれています。飼い主から依頼を受け、犬を訓練し、飼い主の相談事にのったり、犬との適切なコミュニケーションの取り方などのアドバイスも行うのが主な仕事です。あくまでも飼い犬に対してのしつけをするのが役目です。
ドッグトレーナーは大きく分けて、企業などに勤務して働く人と、独立して働く人の2通りいます。
勤務先としては、ドッグトレーニングを行うペット会社、ドッグランのスタッフ、しつけ教室を行うペットショップ、動物病院・トリミングサロンなどさまざまです。ペットビジネス全般といっても過言ではありません。
また経験や知識を身に付ければ独立開業を視野に入れることができるのも魅力のひとつです。フリーランスとしてお客さまを集めて犬のしつけを行ったり、自分でしつけ教室を経営する人もいます。活躍するフィールドが広いので、田舎暮しをするうえでも有効な資格といえるでしょう。
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Clik here to view.▲飼い主に代って、犬のしつけをするのがドッグトレーナーの役目。
◆ドッグトレーナーとして独立開業することも
ドッグトレーナーは、国家資格のように仕事をするうえで絶対に必要とされる資格は存在しませんが、資格を取得していたほうが就職には有利になります。
民間資格としては「日本ドッグトレーナー協会」が認定する「ドッグトレーナーライセンス」や「ジャパンケネルクラブ」が認定する「訓練士」があります。受験資格や受講内容は各団体で異なりますが、通信講座や専門学校で受験資格を得て、認定試験に合格するというのが一般的な手順です。
気になる年収は、初任給は13万円~18万円程度。平均年収は200万円~350万円程度といわれています。やはり会社の規模によって大きく差が出るようです。ペット産業の歴史や認知度が欧米と比較すると低いことが原因と考えられます。ただし、ペットブームの現在、ペットのしつけは欠かせないものとなり、それにともないドッグトレーナーの認知度と待遇も良くなるものと思われます。田舎暮しを目指すなら、今から資格を取得しておいて損はないかもしれません。